冬のお風呂の入り方
~ヒートショックに注意~
【豆知識】冬のお風呂の入り方~ヒートショックに注意~
フージーくんとふーじーちゃんの豆知識!
冷え性を緩和したい、家でできる温活のすすめ ①浮力と温熱を感じよう! リラックスには浮力、血行促進には温熱を感じることが効果的です。 できるだけたっぷりのお湯を使ってゆったり気分を味わうのもおすすめです。 ②全身浴は ぬるめ&長め! 気温の低い冬は40℃くらいのお湯で10~15分しっかり全身浴をして血行促進をしましょう! 入浴剤を使うと温浴効果を高めることができます。 ③半身浴でもOK! 長時間つかるのが苦手な人には半身浴でもOK! 5分間全身浴した後に半身浴を15分 温度は40℃くらいがオススメ! 是非みなさまも試してみてください! 温活を試しながらも、 冬のお風呂はヒートショックに気を付けてください! ヒートショックとは? 急激な温度の変化で血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。 この血圧の乱高下に伴って失神や不整脈、脳卒中、心筋梗塞などの病気を引き起こすことがあります。 なぜヒートショックが起こる? ヒートショックは11月~2月に多く発生すると言われています。 真冬は暖房の効いた暖かい部屋と暖房の効いていない場所の温度差は10℃を超えると言われいます。暖かい部屋から寒い浴室に移動すると体は血管を細くして熱を外に逃がさないようにするため、血圧が上昇します。この血圧の急上昇が心筋梗塞、脳卒中を引き起こすと言われいます。 また、温かい湯舟につかると血管が拡張し、急上昇した血圧が急低下します。 この急激な血圧低下でめまいやふらつきが起きたり、失神したりする可能性があります。意識を失ったままおぼれて命を失うケースも少なくありません。 このように短時間で血圧が大きく変動することにより、ヒートショックは起こります。 どんな人がなりやすい? ・65歳以上 ・狭心症・心筋梗塞・脳卒中・脳梗塞の病歴がある人 ・不整脈・高血圧・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群の持病がある人 ・肥満体系である ・浴室や脱衣場に暖房設備がない ・一番風呂によく入る ・熱いお風呂によく入る(42℃以上) ・飲酒後にお風呂に入る ・30分以上お湯に浸かっている 予防 ・入浴前に脱衣場や浴室を暖めておく 温度差による急激な血圧の変動を防ぐため、入浴前に脱衣場と浴室内を暖めておくとよいでしょう。 ・41℃以下のお湯 お湯の温度が高いと体に負担がかかります。例えば42℃のお湯に10分入浴すると、体温が38℃近くになり、意識障害を起こす危険が高まります。 ・長湯をしない ・肩までお湯に浸からない ご高齢の方や心臓の持病がある方は、肩まで浸かると水圧で心臓に負担がかかります。 ・浴槽から急に立ち上がらない 急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり、圧迫されていた血管が一気に拡張します。すると脳に行く血液が減ることで貧血のような状態になり、意識を失ってしまうことがあります。 ・食後すぐ、飲酒後、服薬後の入浴は避ける 食後や飲酒後は血圧が低下します。 ・入浴前後に水分補給する 入浴時にたくさん汗をかくので脱水症状を起こしてしまう可能性があります。 ヒートショックの症状 ・軽度:めまい・立ちくらみ ・重度:呼吸困難・嘔吐・意識の消失 ・その他:頭痛・ろれつが回らない ヒートショックは高齢者だけでなく、若い人にも起こる可能性があります。 対策すれば予防することができます。 ヒートショック対策のオススメ工事 ヒートショックの防止に重要なのは、家の中の温度差を解消すること! ・断熱材による断熱リフォーム 天井・壁・床に断熱材を敷き詰めて、外からの冷気の侵入を防ぐリフォームです。 ・内窓などによる窓の断熱化 ・浴室を最新のユニットバスに改修 今お使いの浴室がタイル張りの在来工法の場合は、ユニットバスにリフォームすることで暖かさが格段に違うはずです。 ・浴室暖房の設置 ・トイレや洗面脱衣所にも暖房機を追加 ・リビングなどに床暖房を設置する 温活を楽しみながらも、ヒートショックには気を付けて 寒い冬を乗り越えましょう!