古民家を住居&陶芸工房&店舗に全面リフォーム
- 住所
- 京都市上京区
- 物件概要
- 一戸建て(古民家)
- 築年数
- 約120年
- 居住人数
- 5人
- リフォーム箇所
- 全面リフォーム
- 使用材料
- キッチン:LIXILシェラ、浴室:LIXILサザナ、洗面台:TOCLAS EJ、トイレ:TOTO HV
- 工事期間
- 約60日
お客様の声
約15年程前から、築年数約120年の古民家に住んでいました。はじめは賃貸で住んでいたのですが、意を決して5年前に購入しました。陶芸をしているので、住居兼工房として使用していたのですが、今回家族と一緒に暮らすために住居兼陶芸工房&店舗にリフォームしました。玄関を入り、格子戸が入った左手側が作品展示のメインスペースになります。(撮影時期は未設置)さらに壁の所々に作品を展示できるスペースを沢山設けました。玄関右側に店の間を作り、和のいい雰囲気でお客様をお出迎えをします。それに合わせて店の間に町家建設当時の和風棚を置き、ノスタルジーを感じさせるような空間にしました。他にも和ダンスがありますので、それはご来店時にお見せできればと思っております。店の間の格子戸からの採光がとても心地よく、昼間は電灯を点けなくても充分な明るさを保っています。今回リフォームしました京都の住居兼店舗の他に、東京にもお店を開いております。もし、お近くにこられる機会がございましたら、お立ち寄り頂ければと思います。その際は、大歓迎でおもてなしをさせていただきます。
見取り図
ストーリー
美しく強い古民家
永い時を渡り受け継がれてきた美しく強い古民家を、現代に合った魅力的な住居&陶芸工房&店舗へとリフォームしました。古民家の梁や柱をそのまま利用しながらも、耐震性をアップさせるために適切に補強をしております。
陶芸作品と古民家の相性はとても良く、京都の街の雰囲気に合った和の空間に作り上げられました。
店の間に“茶室”の機能を
店の間には、茶の湯で使う『炉』を切ってあります。お客様に作品をリラックスしてゆっくりご覧いただけるよう、お茶を点てておもてなし出来るようにしました。築120年もの古民家で、抹茶をいただきながら、好きな陶芸のお話に花を咲かせることが出来ます。
京町家・陶芸・お茶。
ときより格子戸越しに、ほの明るい外を眺めれば、まるでそこだけ時の流れがゆっくり流れていくようなそんな時間を過ごせます。
梁の形に合わせて施工し、居住性を格段にアップ
二階の天井から出ている梁の周りは、梁を吊っている柱や梁そのものの形に合わせて天井ボードをくり抜きました。この繊細な加工に、大工さんの匠の技が輝いています。
二階は黒く艷やかな梁と真新しい白い壁のコントラストで現代的なレイアウトになり、そして一階には竹編みの天井を取り付け和の落ち着いた雰囲気を一層引き出しました。
それらはとても美しく調和し、古民家に新たなる魅力を付け加える要素となりました。
施工写真
- リフォーム施工前
- リフォーム施工中
- リフォーム施工後
担当者の声
今回は、120年もの古民家のリフォームということで、快適で充分な居住性の確保、作業場としての利便性の向上、そして店舗としての落ち着いた空間づくりのために知恵を絞りました。また、全面リフォームではお客様は現場を見る機会も減ってしまいます。お客様が心配にならないよう頻繁に、直接現場を見て、段取りについてもお客様との連絡を密にとりました。これからの快適な生活のために明確な生活のイメージを持ちやすくするような対応と、ご自身の理想の家造りのためにご協力をさせて頂けたかと思います。