リフォームコラム

屋根裏の物置き部屋がこども部屋に大変身!?

収納スペースや子ども部屋など、もう一部屋欲しいと考えている人も多いのではないでしょうか?

屋根裏をリフォームすれば、物置や建築基準法にのっとり、子ども部屋として使用したりなど、
未使用だったデッドスペースを有効活用できます。しかし、リフォームにはどれくらい費用や工期がかかるのかイメージできない人もいるでしょう。

ここでは、屋根裏スペースの活用方法について詳しく紹介します。

収納部屋として活用する

倉庫・物置などの収納部屋として活用できます。クリスマスツリーやひな人形など1年に1回しか使用しないもの、扇風機や暖房器具などの季節ものを収納するのに向いています。屋根裏に荷物をしまえば、他の部屋のスペースに余裕が出て、部屋がすっきりするでしょう。

収納部屋にハンガーパイプを設置すれば、衣服をハンガーのまま収納できるため、衣替えが楽になります。
高温多湿になるスペースなので、収納するものに関しては、注意が必要です。

子ども部屋や趣味部屋として活用する

建築基準法にのっとり、部屋として有効活用することも可能です。広さは、直下階の半分の広さが利用できます。部屋の高さが、1.4mを超えると部屋として認定されるので、換気設備や窓などが必要となります。
屋根裏スペースを子ども部屋にすれば、小さな子どもの遊び場として秘密基地のように活用できます。おもちゃが散らかっていても人目に付きづらく、急な来客時も安心です。また、屋根裏は普段生活しているスペースから離れているため、受験期の子どもの勉強部屋として活用するのもよいでしょう。誰にも邪魔されずに集中できます。

屋根裏リフォームの注意点

屋根裏リフォームする際、快適に過ごせるように対策を施す必要があります。また、リフォーム内容によっては固定資産税の対象になるため、条件をよく確認しておくことが重要です。

屋根裏空間が狭い

屋根裏リフォームでは、天井板と屋根の間のスペースを利用します。屋根裏面積が狭かったり、天井高が低く人が出入りできなかったりする場合、収納や部屋として施工できない可能性があるため注意しましょう。

屋根裏は高温多湿になりやすい

夏は屋根の表面温度が上昇し、70度を超えることも珍しくありません。対策をしておかないと、屋根裏がサウナ状態になります。費用が高くなりますが、快適に過ごすためには断熱工事を行った方がよいでしょう。

また、屋根裏は湿気がこもりやすくカビが発生しやすいため、換気扇を設置する、窓を取り付けるなどの対策が必要です。収納部屋として使用する場合も、湿気に弱い荷物を置く場合は、部屋を換気できるようにしておきましょう。

荷物の出し入れをするなら安全対策が必要

開口部を広くする、開口部分に手すりを付けるなどが安全対策となります。

屋根裏が固定資産税の対象となる場合もある

屋根裏をリフォームすることによって、天井高や床面積が既定の基準を超えると
物置ではなく部屋とみなされ、固定資産税がかかります。
屋根裏として認められるには、建築基準法に定められた以下の要件を満たす必要があります。

・屋根裏の天井高が1.4m以下
・小屋裏物置等の合計床面積が、各階の合計床面積の2分の1未満
小屋裏物置等とは、屋根裏だけでなくロフトや床下物置なども含まれます。そのため、屋根裏のみの床面積しか考慮していないと、条件から外れてしまう可能性があるため注意しましょう。

上記以外にも、自治体によっては階段や換気扇の設置、配線をすることで固定資産税の対象となる場合があります。

まとめ

屋根裏のデッドスペースをリフォームすれば、収納部屋や子ども部屋として有効活用できます。屋根裏は高温多湿になりやすく、リフォームには法律上の制約もあるため、注意点も知った上で納得のいく屋根裏リフォームをしましょう。