外壁塗装リフォームを考えているけれど、塗料はどうやって選べばいいのか？塗料によって何が変わるのか？など、気になる方もいるかと思います。
このページでは外壁塗装の塗料について解説していきます。
1.塗料にはどのような種類がある？
| 成分 | 説明 |
| 着色顔料 | 水・油・一般溶剤などに溶けない着色または無色の粉末 |
| 樹脂 | 硬化して塗膜の主成分となるもの |
| 添加剤 | 塗膜を形成する副要素。防カビ、防錆、防腐、凍結防止など様々な機能を塗料に付与する |
| 溶剤 | 樹脂類の希釈の為に配合されるもの |
2.外壁用塗料の種類
| ウレタン | 一般的に良く使われている塗料 |
| シリコン | 価格と機能のバランスが良い。
カラーバリエーションを楽しみたい方に最適。 |
| ピュアアクリル | 超耐久性でありながら、防水に必要な高弾性を有している |
| フッ素 | 耐久性を優先する方におすすめ |
| 無機 | 汚れ防止無機とは自然界の鉱物物質で、紫外線より強い結合エネルギーを持つため、長期に渡り状態を持続する。 |
2-1. ウレタン塗料
特徴
ウレタン塗料は、シリコン塗料が一般的になる前に普及していた塗料です。
シリコン塗料が一般的に使用されるようになってからは、外壁塗装に使用されることが少なくなりました。雨樋や手すりなど湾曲した部分に使用されることが多いです。
メリット
・安価
・密着性と延びが良い為、施工がしやすい
デメリット
他の塗料と比較して、耐久性・防汚性に劣る
2-2. シリコン塗料
特徴
近年で一番スタンダードな塗料になりました。
なぜかというと、値段と耐久性のバランスがよく、カラーバリエーションも豊富な点です。
メリット
・価格と耐久性のバランスがいい
・ウレタン塗料よりも汚れにくい
デメリット
・塗膜の伸び縮みが少ない
2-3. 特殊塗料
特徴
近年の塗料開発の進歩の結果生まれた、高耐久、高機能、高価格帯の塗料のことです。
2-4. 防水塗料（ピュアアクリル）
特徴
特殊塗料の一種。アクリルを原料とする。アクリルとは、本来とても耐久性の高いものです。ガラスと同等の透明度で、ガラスの10倍の耐久性を有しています。樹脂の中では、最も透明度が高く耐久性もあることから、水族館の水槽の素材や、飛行機の窓に使用されています。
メリット
家を長持ちさせる高耐久性とヒビに追従する伸縮性。家の対敵は水分です。水がヒビから入ることで家の躯体の傷みが起こります。
デメリット
素材自体に粘性があり、施工がしにくい
2-5. フッ素塗料
特徴
フッ素塗料とは、ホタル石という天然石を使用し、フッ化カルシウムを主成分とした塗料。
テフロン加工が施されたフライパンも表面にフッ素加工が施されています。フライパンに油をたらすと弾くのは、汚れを寄せ付けないフッ素の性質のためです。それが外壁面でおこなわれるのがフッ素塗料です。
メリット
・高耐久性と汚れにくさ
デメリット
次回の塗替えの際に塗料がくっつかないという場合があります。
2-6. 無機塗料
特徴
無機物質を主成分とした塗料のこと。無機とは、炭素をふくまない化合物のことであり、非常に耐久性が高い。
メリット
・塗料の中で最も耐久性がある
・美観性に優れている
デメリット
・硬さからくる割れ
3. まとめ
塗料にも様々な種類があり、選ぶのが難しいかと思います。是非、このページを参考にして頂ければと思います。
